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雨について~その1

 

前回、防音について挙げさせてもらったリノベーション工事も、完成間近となりました。

 

そのお宅のすぐ近所にお寺があり、ふと思ったことです。

 

写真のように、社寺仏閣の屋根は凹に反っているのが一般的です。

意匠的な由来については、今回はおいといて、物理的な点で豆知識をひとつ。

 

 

 

 

 

例えば、まっすぐなすべり台と、写真の屋根ようにカーブになったすべり台を並べて、よ~いドンでボールを転がすと、後者の方が速く転がっていきます!

距離は長いはずなので逆のように思えますが。
これは重力に加えて遠心力が働くからなんです。
ジェットコースターみたいな感覚ですね。

 

ボールを雨に置き換えると、屋根に降った雨が速く流れて行ってくれる。瓦1枚々々にかかる負担(劣化)に関わりますね。
数十年、数百年のスパンで考えるとなおさら。

 

先人達がこのことを知っていたのか、豪華絢爛を競い合っていただけなのかはわかりませんが、結果としては、自然の理に叶ったデザインであるという点ですごく勉強になります。

 

何事にも、意味があるということを理解するかしないかで、見える世界はかわりますね。

 

 

この記事を書いたスタッフ

永谷 弘樹

永谷弘樹

大工・設計

なるべく自分の判断、やり方で正確に効率よくやるようにといった仕事のスタンスが自分にも合っているので、 櫛谷棟梁のもとで6年間大工させてもらってます。 設計士さんや各業者さんと一緒に協力し合い、ときには言い合いや押し付けもありながらでも、 みんなでひとつの建物を完成させることの喜びが、この仕事をやっていて一番よかったなと思うことです。 将来は、自分で設計し自分で大工をして家を建てたいと思っています。