EMPLOEE THOUGHTS

社員の思い

宮城から京都、大工から現場監督へ

現場監督 あゆみちゃん

小学生の頃から大工になることを志し、夢を叶えたあゆみちゃん。2020年7月にgarDENに入社した後は、現場監督に職種を変え、先輩に付きながら仕事を覚えている真っ最中です。入社2ヶ月、garDENにフレッシュな風を吹き込む我妻に、仕事のやりがいを伺いました。

 

 

 

 

小学生の頃から、大工になることを決めていました。きっかけはすごくくだらないことで。仲良し三人組の一人が、ある日「建築家になりたい」と言い出したんです。するともう一人の子が、「写真を撮りたい」と。それなら「うちが、建てよか?」って(笑)大工の仕事を調べて、楽しそうだったので、ずっと建築業界を目指していました。

 

約束?実現したのは、三人のうち私だけです(笑)

 

高校から建築科に入り、短大も建築専門の学部で学びました。新卒で、夢だった大工として働いて。私は宮城出身で、働き始めた頃は、東日本大震災の復興の仕事が多かった時期でした。大工の仕事は重労働だとわかってはいましたが、当時現場はバタバタしていましたから、現場のスピードについていくことが体力的に厳しくて……。別の道を探した方がいいかもしれないと、大工を辞めました。

 

その後は建材屋に6年ほど勤め、工事担当として外壁工事をしていました。その後、2020年3月に結婚を機に宮城から京都へ引っ越してきたんです。もともと別の会社に内定していたのですが、コロナの影響でなくなってしまいまして。どうしようか迷った末、建材屋ではBtoB中心だったので、京都では自分好みの建築をしているところで働こうと、「京都 オシャレ 工務店」で検索しました。そこで出てきたのが、garDENです。

 

garDENのシンプルで、家具にもこだわりのある建物をつくっているところに惹かれました。大工をしていた頃、木造住宅を建てていたので、garDENなら木造住宅を扱えることも決め手でしたね。大きなビルを建てるよりも、お客さんに近いところ、自分の身近にある建物をつくりたいなって。自分が学んできたことも、現場で経験してきたことも、木造建築や住宅にあるので、garDENなら活かせそうだと思いました。

 

現場監督の仕事はどのように覚えているのでしょうか?

 

入社して1ヶ月ほどはひたすら先輩について回っていました。仕事の流れや段取りを教えてもらい、入社2ヶ月目になった今は、一人で現場を回ることも増えてきました。現場と設計が同じ会社なので、わからないことはすぐ設計に確認できます。連携のしやすさを感じています。

 

現場監督は、設計、大工、施主様などいろいろな人とコミュニケーションをとります。それが、すごく楽しいです。実は、「京都の人は周りにあまり心を開かない」などと噂を聞いていたので、ビビりながら入社したんです(笑)でも、現場に行ったら、職人さんはみんな話しやすいし、会社の人も優しく接してくれるので、安心しました。

 

この業界、特に現場は男性の方が多いですけど、性別が理由で働きづらさを感じたこともありません。最初は、女性だからと気を遣ってくれるんですが、だんだん私の本性がバレて、「できるでしょ?」ってなるんです(笑)女性だからと特別扱いされるのも嫌なので、それくらいの方がむしろやりやすいです。

 

職人さんとのコミュニケーションポイントは?

 

大工の時に学んだんですけど、根掘り葉掘り聞くってことですね。現場の人って、喋るのが好きな人が多い気がしていて。わからないことがあれば聞くし、どうしたらいいのか相談します。人によりますが、仕事の話だけではなく、プライベートの話もしますね。「昨日は○○に飲みに行っていたよ」なんてたわいの無い話もした方が、私も楽しいし、仲良くなれるのかなと考えています。

 

社内はもちろん、関わってくれる職人さん達との距離感が近いのも、garDENらしさの一つ。「ちっちゃい時から一緒にいるんですか?」ってくらい親しいし、そこがいいところだなと思います。

 

特に前職の建材屋は、業者さんや商社さん中心で、お客さんに直接関わる仕事ではありませんでした。だからgarDENに入社してから、一気にお客さんが身近に感じられるようになりましたね。引き渡しでお客さんが喜んでくださる姿を見ると、自分のした仕事の先に住まわれる方々がいることを実感できますし、いい仕事をしているなと思えます。

 

BtoCの良さですね。

 

今後は、設計の気持ちもお客さんの気持ちも汲み取れるコーディネーターの勉強に力を入れていきたいです。私が設計の気持ちをわかれば、それはお客さんの要望が見えるということでもあります。現場のことだけではなく、それぞれの役割から見た意図がわかれば、より良いものを建てられると思うので。

 

目指すのは、「これやって」と言われる前に動ける人。私がHAPPYを感じるのは、タイミング良くフォローに行って「ありがとう」と言われる瞬間です。「次、これでしょ?」って阿吽の呼吸で現場を回したいですね。ま、思いっきり外すこともありますけど(笑)

(取材・文:北川由依)