technique

建築仕様

Made in KYOTO

Made in Kyoto

京都の特徴01

夏はとにかく蒸し暑い!

京都府の中心地である南部は、盆地と呼ばれる地形です。京都市内は、四方が山に囲まれています。
そんな盆地の特徴は、無風状態で非常に湿度の高いことです。京都の夏は「油照り」と言われますが、その所以はこの無風と湿度の高さが起因しています。

無風の日でも風を生み出す設計

『 無風の日でも風を生み出す設計 』

建物全体で、上下階の風の流れが発生するような空間設計をします。また、引き戸を閉めて、一室空間にした時も、窓を低い箇所と高い箇所に設置します。すると、温まった空気は軽くなって、必ず上昇するため、高い位置の窓から排出され、その力によって、低い窓から新鮮な空気が入ってくるのです。
夏の無風の夜も、1階と2階の窓を開けておくと、風が流れます。その流れの場所にベッドがあると、すぐに眠りにつけそうですね。

京都の特徴02

反対に、冬は厳しい寒さ? !

暑い夏を乗り切ると、次は厳しい寒さが訪れます。夏同様京都の冬は「底冷え」が厳しいと言われています。雪はあまり多くありませんが、天気予報の最低気温だけで判断すると予想以上の寒さを経験してしまいます。

断熱性能が高く、あたたかさを閉じ込める

『 断熱性能が高く、あたたかさを閉じ込める 』

断熱性能が低い昔の家は、コタツ・灯油ストーブ・電気カーペットをつけて、6帖一間に家族がひしめき合って過ごしました。
基礎・外壁・屋根にしっかり十二分の断熱施工を施し(長期優良認定住宅基準でも不十分と捉えています)、家全体を少ないエネルギーで暖房できるよう設計しています。
なので、冬でも引き戸は開けっ放しにし、温湿度ムラが発生しないように過ごしていただきます。おかげで、冬でも活動範囲は広いまま、効率的に生活をしていただけます。

京都の特徴03

3階建ても多く、一般的な建て方では狭くなる? !

狭小敷地に、コンパクトな3階建てを建てても、個室を3部屋とると、くつろぎ難い広さのLDKに。
おかげで、個室にこもりがちになり、家族の会話が生まれません。

家族が集まる居心地のよい家に

『 家族が集まる居心地のよい家に 』

部屋は最低限の広さ設計とし、LDKを極力広く感じるように工夫します。例えば、吹抜を作って天井高さを5mにしたり、建具は床から天井で造り、すっきり視線を通したりします。
目にスッキリ移るように設計すると、不思議と広く感じ、居心地がよくなり、人が自然と集まってきます。
コツは、個室は寝るだけと割り切って、LDKを広く広く広く。