木は何故変色するか
木と言っても木の種類は数多くあります。
よく耳にする『松』や『杉』は属であって、ひとくくりにできません。
クルマツ、アカマツ、リュウキュウマツ、ゴヨウマツ、ハイマツ、チョウセンゴヨウ
日光杉、山武杉、春日杉、吉野杉、魚梁瀬杉、霧島杉、屋久杉、秋田杉、北山杉
そんな木の話になります。
屋外で木をつかうことがあります。
古い木造の建物は木を多く使っています。
古い建物を見て感じる事ですが、木が変色しています。
今回は何故木は変色するのか?をお話しします。
光の波長 『紫外線』 、その紫外線が木の成分である『リグニン』を分解、変性させます。
リグニンは木材の骨格を形成するセルロースを補強する役割です。
リグニンが紫外線で分解され、雨にさらされ流れ出してしまうと、脱色されシルバーグレー色になります。
脱色だけでなく、リグニンが失われると、木の繊維が表面から剥がれ落ち粗くなり、
光がさらに木の奥まで届き、光劣化を引き起こし風化します。
木を外部で扱う事は、それらの劣化を考慮しないといけません。
雨による腐れだけではありません。光も関係します。
そのためにも定期的な塗装などのメンテナンスが必要です。