〈京都中古住宅〉増築・減築-知っておきたい注意点-
最近、ご内覧されるお客様から
「この家って増築できますか?」
「減築して住宅ローンを使えるようにできますか?」
というご相談をいただくことが最近増えてきました。
今回は、「増築」と「減築」の注意点についてご紹介したいと思います。
そもそも「増築」「減築」とは?
まず「増築」とは、今ある建物の床面積を増やすことを指します。
例えば、今の建物につなげて部屋を増やす、平屋に2階をつける、離れを建てる、
こういったもの、すべて増築にあたります。
一方で、「減築」とは、家を広くする「増築」とは逆に、
あえて狭くするのが「減築」です。
「わざわざ狭くするなんて…?」とお思いかもしれませんが、
京都では特に、建蔽率や容積率をオーバーしている既存不適格物件が多く、
住宅ローンの利用が難しい物件がめちゃめちゃ多いです。
建物を一部減築して現行の建築基準に合わせることで、
住宅ローンを利用できる状態にしようとされる方が増えてきました。
増築で気を付けたいポイント
① 建蔽率と容積率
増築を考えるときに、まず確認していただきたいのが建蔽率と容積率です。
簡単にいうと、「この土地にはこれ以上の建物を建ててはいけません」というルールです。
このルールを超えて建ててしまうと、違法建築になってしまいます。

昔は京都に限らず全国で「バレなければ大丈夫だろう」という時代もありました。
当時は役所の最終検査も今ほど厳しくない時代だったので、
昔の建物には違法建築が多く残っています。
しかし今は、そういった建物をなくしましょうよということで、
法律やルールが年々厳しくなっています。
なので、今このタイミングで違法建築物を建てるのは
絶対におすすめできません!
ダメなものはダメです。
ルールの中でしっかり計画することが、ご自身を守ることにもつながります。
② 建物の構造の問題
もう一つ知っておいていただきたいのが、構造の問題です。
例えば20年前の建物に増築する場合、
当時の建材と現在の建材では強度、材質など少しずつ違っています。
そのため、既存部分と増築部分の接合部分に負担がかかりやすくなり、
将来的にひび割れなどのリスクが高くなることもあります。

増築は見た目以上に難しい工事で、気を付けたいポイントはまだまだ沢山あります。
10㎡以上の増築では確認申請が必要になる場合も。
自己判断は禁物です!
設計や施工の経験が豊富な建築会社さんに依頼されるのがおすすめです。
減築で気を付けたいポイント
減築も「壊せばいい」という単純なものではありません。
お家は、全体のバランスで成り立っています。
例えば、一部の床をなくす、建物の一部を取り壊すといった工事をすると、
耐震バランスが崩れることがあります。
また、屋根や外壁を変更することになるため、
雨仕舞や構造補強などもしっかり考えないといけません。
場合によっては、費用をかけてもそういったリスクの方が大きくなってしまうケースも…。

費用について
京都信用金庫さんのお話では、物件や工事内容によりますが、
住宅ローンを組み直す・リフォームローンを利用するといった形で
融資を受けられるケースもあるそうです。
融資が利用できる場合は、急な資金調達をしなくていいので安心ですね。
最後に…
増築も減築も、今ある建物を活かしながら住まいを変えていく方法です。
ただし、法律、構造、耐震、施工方法など、考えるべきポイントがたくさんあります。
しっかり計画を立てないと、建物全体のバランスや耐震性に影響が出てしまうこともあります。
「この家って増築できるの?」
「減築して住宅ローンを使えるようにしたい」
など、気になることがありましたら、
経験豊富なガーデン不動産・ガーデンリフォームスタジオまで
お気軽にご相談ください!

なんぶちゃん
