京都市北区生まれ、北区育ち。長年北区民として暮らしてきたかよちゃんは、入社1年でパートから社員へ昇格、さらには代表・田中と二人三脚で北区専門の不動産情報「garDEN不動産」を立ち上げ、不動産をお探しのお客さまをサポートしてきた。garDENだからできる不動産仲介について聞いた。

私がgarDENに入社したのは、子ども達二人が自立して、「これから自分のことだけできるぞ」ってやる気に満ち溢れていたタイミングでした。工事部の赤木は、子どものラグビーチームの監督として出会っているのですが、たまたま私が仕事を探していることを聞いて、garDENがパートの事務員を募集していると教えてくれたんです。

でも実はもう１社、別の会社を受けていて。そちらは経理や税務の仕事で、契約社員。子育て中は、主婦業をしながら病院や企業の事務として働いていたので、今までの経験をそのままいかせると思いました。

すごく迷いました。garDENの仕事はパートだし、建築関係の仕事はやったことがなかったし……。そんな私を見ていた子どもが、「ママ、絶対新しいことした方が楽しいと思うよ！頑張って社員になったらええやん」って背中を押してくれたんです。「たしかに、それもありやな」と思い直し、やったことのないgarDENの仕事にチャレンジすることを決めました。

パートとして入社しましたが、いつかは社員になるぞ。

頑張って認めてもらえるような仕事ができたら、なんか変わるかもしれない。

希望を持ちながら、自分からガツガツ仕事をしました。

そしたら入社から1年後、「社員になるか？」と代表が言ってくれて。で、その半年後には「北区専門の不動産事業を一緒に立ち上げへん？」と誘っていただいて。あまりの急展開にびっくりしたんですけど、私は北区生まれ、北区育ち。「おもしろそう」「できるかも」と思い、引き受けました。何より、パートの事務やった私にきっかけを与えてくれはったことがありがたくて、素直に「頑張ろう」と思えましたね。

想像を超える出来事だったんですね。

はい。激動でした（笑）当時、garDEN不動産は北区専門（2020年春から北区・左京区が対象）、うちのサイトにきたら北区の不動産情報は全部見られるように、情報収集するところから始めました。

今は店長の一澤と私の2名体制で、不動産事業部を担当しています。メインは仲介。「北区の物件で検索したら出てきました」とか「施工事例を見たらおしゃれだったので」とか、お客さまはインターネットでgarDENを見つけてご来店いただく方々が中心です。

私、不動産屋に対してあまり良いイメージを持っていないんですよ（笑）だから、garDENにはリラックスして訪れてもらえるよう、服装や話しかけ方に気をつけています。

最近は、子ども達とあまり変わらない20代、30代のお客さまも増えています。近所のおばちゃんにお家の相談をするみたいなノリで、わからないことは聞いてほしいし、不安も口に出してほしいなって思うんです。

北区・左京区を専門に扱うメリットはどこで感じていますか？

ずっと北区に住んでいるから、おいしい飲食店やパン屋さん、スーパーなどの情報をたくさん持っています。物件の周辺情報はみなさん知りたいと思われますが、生活に密着した情報はインターネットではなかなか把握しづらい。お客さまにお伝えすると、「こういう情報が知りたかったんです」と喜んでいただくことが多いですね。

また、普段から北区をウロウロしているので、物件を把握しやすいメリットもあります。まちを歩いて、「この物件、新しく出ているな」とか「ここは売れた」とかすぐ知ることができますから。だからこそ、「あ、この物件は○○さんに合っているんじゃない？」と具体的にお客さんの顔を思い出して、ご提案できます。不動産は一点ものですからね。エリアが狭いからこその強みです。

最後にかよちゃんにとってのHAPPYを教えてください。

やっぱりお引越しされる時、「ありがとうございました」と笑顔で言っていただく瞬間です。

不動産の仲介は、短い方だと数ヶ月、長い方だと1〜2年のお付き合いになることもあります。何度も顔を合わせて打ち合わせして、希望の住宅や暮らし方をお伺いするので、お客さまとの距離も自然と縮まります。

私は感情移入してしまうタイプなので、最後お引き渡しする時は泣きそうになることもよくあって（笑）

理想としていたお家が決まって、これから家族みんなで明るく笑顔で暮らしていく希望を感じられる瞬間こそ、この仕事の醍醐味です。