注文住宅の設計がしたいーー。その思いから、大手ハウスメーカーからgarDENへ転職したしょーこ。2019年にはgarDEN第一号となる産休・育休を取得し、2020年に復帰。ライフステージが変わる中でも携わり続ける設計への思いをお伺いしました。

小さい時からの夢だったんですよ。物心ついた時から、お家の設計にすごい興味があって、新聞の折り込み広告の間取りを見たり、住宅の紹介番組を見たりする子どもでした。小学校の卒業文集にも、「将来はお家の設計士になる」と書いて。だから大学も何も迷うことなく建築学科を選びました。

大学では幅広く建築を学んで、やっぱり住宅が好きだと思いました。新卒では大手ハウスメーカーに行って。でも、子どもの時から描いていたお家の設計とは少し違うくて、結婚を機に退職したんです。

その後は、自宅の近所でリフォームのアドバイザーとして働いたりしていました。でも、せっかく仕事をするなら、注文住宅の設計がしたいなって。

どうしようかなと迷いながら、2ヶ月ほど一人でヨーロッパ旅行をしました。北欧やフランスで好きな建物を見て、やっぱりお家っていいなと思いました。お家は人が生活する場所で、住む人が決まっている。公共建築や商業ビルの設計は、不特定多数を想定してつくる。だけど注文住宅は、目の前のお客さんがいかに幸せに過ごせるかってところに特化できるから。

目の前のお客さんがいかに幸せに過ごせるか。

そう。garDENに入社したのは本当にたまたま。家から近い工務店を条件に、ネット検索して見つけました。入社時はまだ設立2年目で、社員も数えるほどしかいなかった。大手には大手の良さがあります。だけど、私は社内の人間関係や上司の顔色を見て仕事をしないといけないのが嫌だったんです。だから、小さな家族経営的な会社が向いているんじゃないかなって。

garDENの魅力は、なんといってもお客さんが素敵な方ばかりなこと。どの会社よりも誇れるところです。担当させていただいた物件は、どれも心に残っています。

性能やデザイン、建築後のメンテナンスなど会社としてのアピールポイントはいくつもあります。だけど、やっぱり住宅建築は、工務店との相性が大事。それはお客さんにもお伝えしています。良い悪いではなく、相性があるんです。注文住宅は、何度も打ち合わせをして、お客さんと工務店が一緒に作り上げていくもの。結婚するとはまではいかないけど、相性が悪いとミスマッチになり、お互いにとって不幸な結果になってしまいます。

代表の田中も、「友達の家みたいな感じで家づくりをしたい」と言ってはって。garDENとフィーリングが合う人だったら、世の中の人は全員うちで建てたらいいのにって思います。だからまずは私たちに会って、おしゃべりしていただいて。気が合うなと思ってもらえたら、ぜひgarDENを選んで欲しい。だって、工務店とのお付き合いは、建ててからもずっと続きますから。

ずっと続く長いお付き合い。

garDENは、毎年一回お客さん、スタッフ、スタッフの家族、協力業者とその家族と一緒にBBQをするんですよ。キャンプ場を貸し切って、100人以上が集まります。田中は、「みんなでBBQをしたいから会社を立ち上げた」と半分冗談半分本気で言っていますが、根本には友達みたいなお付き合いをしたいとの思いがある。お客さまですからお金を頂戴する立場ではありますが、それ以外でも色々とお付き合いをさせていただいたらとの思いで、関わらせてもらっていますね。

お客さんが「やりたい」とおっしゃることなら、なんとかして実現しようとするのがgarDENの社風。土地、装飾、お金など様々な点から家づくりが思うように進まないお客さまもいらっしゃいます。でも、garDENがいいと選んできてくれはったお客さんなら、なんとかしたいってがんばれる。ご要望によっては、一時的に対価よりもコストがかかる場合もありますけど、5年後も10年後もずっと喜んでもらえるような家をつくり続けたいです。

産休・育休から復帰されたばかりとお伺いしました。（2020年8月取材時）

復帰して2週間ですが、困りごともなく働きやすいです。私が産休・育休の第一号なので、会社としても手探りではあるのですが、「働きやすいように、ええようにしたらいいよ」と言ってくれてはるので。時間も休みも希望通りさせてもらっています。

ただ、どうしても土日は出勤できないので、お客さんを持つのは難しいですね。今は分業スタイルで、プランニングは他の方にお任せし、その後の設計のみを担当しています。

最後にしょーこさんにとってのHAPPYを教えてください。

パッと思い浮かぶのは、やっぱり子どもの元気な成長です。

仕事面では、「この家で過ごせてよかった」と思ってもらえる家をつくること。毎日家族が仲良く、ストレスなく過ごせるその器にgarDENの家がなっていたらいいですね。