夏の室温をシミュレーション
これまた、伊藤が作ってくれた夏の室温シミュレーションです。
夏の外気温は、朝6時頃が1番低く、お昼から夕方にかけて上昇し家を屋根、壁、開口部から熱しています。(グレーの線)
断熱材が入っていない家は Q値8.3 という数値になります。(青線)
一番早く熱されて、14時には室温は40度に達します。
長期優良住宅の基準、Q値2.7 の家(緑の線)
garDENの目指す指標の Q値1.9 の家(黄色の線)
Q値1.4 の家(紫色の線)
を見ると、夏の室温変化は冬ほど変わらなく、1番性能値としては高い Q値1.4 は無断熱の家と同じぐらいの最高室温を
マークしています。
室内から外に熱が逃げにくいので、冷房の効きは良くなりますが、夏は何か対策が必要ということがわかります。
そこで、
「Q値1.9+熱容量170(オレンジ色)」 という値に注目して下さい。
室温の上昇カーブが最もゆるく、最高室温も35度を上回ったぐらいで、性能値としては Q値1.4 よりも低くても
1番快適な環境ということがわかります。
この熱容量を上げる手法は色々ありますが、ここは工夫のしどころで「パッシブデザイン」のキモでもあります。
詳しくは、garDENの見学会やセミナー、いえかつ相談所などで、お尋ね下さい。
次回開催予定の完成見学会やgarDENで計画中のモデルハウスプロジェクトでは、この熱容量の工夫も見どころのひとつです。
お楽しみに。