記憶術
それでは、今から言う20個の単語と、その順番を覚えて下さい。
「1番 ○○、1番 ○○、2番 △△、2番 △△、3番…」
講師が読み上げていきます。
先日、大阪で行われた研修での話しです。
実体のある20個の単語を、順番も一緒に覚えることはできますか?
メモは取れません。記憶だけが頼りです。
脳は忘れるようにできていると言われます。
人は記憶した事を20分後には4割以上忘れ、1日後には7割以上忘れます。
それは、生存に関わる重要な情報を優先して記憶するためです。
道ですれ違う見知らぬ人の顔、たわいもない話の一語一語、
見聞きしたあらゆる事を忘れられなかったらどうでしょう?
何が重要か分別つかなくなり、洪水のように頭から溢れます。
当然の事なのか、この研修に参加された方で全問正解者はいませんでした。
この記憶術の研修1日目が終わった後、講師から160個の単語の課題が与えられました。
「今日中に全ての単語を順番も一緒に覚え、明日の2日目の朝、発表してもらいます。」
その時点、160個の単語の課題が与えられた時には、参加者全員できると確信していました。
この研修を受ける前だったら、絶対無理wwとなっていた事でしょう。
当日、参加者全員160個の単語を記憶することができていました。
その術は…
題名にもあります『記憶術』にあります。
どのよう覚えたら思い出せるか。
その術を知るか、知らないかで大きく差が出ると実感できた貴重な研修でした。