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大工のいろは~六~

 

 壁・天井・床・軒・その他で使われる板材などは大きく分けると、柾目と板目があり、板目の場合は図のように木表と木裏と呼ばれる向きがあります。

仕上がって見える方に目肌がきれいな木表を使うのが基本で、木裏はケバ立ちやササクレが出やすく手足に触れるヵ所には危険で、表面が凸凹にもなりやすいので扱いにくいなどといった理由があります。

ただ、木裏を表面に使う例外もあり、外壁の張り方で使われる「よろい張り」もそのひとつです。

板目材は上図右のように「反る」性格を持っているので、よろい張りの板が重なっている部分が「はねあがらない」ようにあえて木裏を表面に使います。

加えて、木裏の方が木の幹の芯に近く油分を多く含み、雨水に強いという特徴もあります。

弊社事務所の看板も、いい感じのよろい張りに!

 

この記事を書いたスタッフ

永谷 弘樹

永谷弘樹

大工・設計

なるべく自分の判断、やり方で正確に効率よくやるようにといった仕事のスタンスが自分にも合っているので、 櫛谷棟梁のもとで6年間大工させてもらってます。 設計士さんや各業者さんと一緒に協力し合い、ときには言い合いや押し付けもありながらでも、 みんなでひとつの建物を完成させることの喜びが、この仕事をやっていて一番よかったなと思うことです。 将来は、自分で設計し自分で大工をして家を建てたいと思っています。