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のびやかな空間づくりのための小さな工夫-その2-

私が思春期を過ごした部屋は、居間からは遠く離れ、

和室の続き間ではありましたが、プライバシーが保たれていました。

個室の居心地が良すぎて、狭い暗い居間には長居せず、食事を済ませたら、

さっさと個室に帰り、個室でテレビを見ていました。

 

当然、家族のコミュニケーションも取れず、

今から考えると親は心配だっただろうなと思います。

 

家づくりをするようになり、家族みんなが集える居間を一番に考えるようにしています。

子供室を広く作ってあげたいと言われる方もいらっしゃいますが、

基本的には、子供室は狭くて、居心地はそこんまで良くなくても良いと思っています。

 

こちらの写真は、子供室を1.8mの高さの本棚壁で仕切った写真です。

天井までの壁も作らず、扉も作りませんでした。

 

「引き籠らせない家をつくる」

人間は面白いもので、一番心地良い空間に集まります。

そうすることで、お子様は長い時間LDKで過ごし、家族のコミュニティも生まれます。

家をおつくりして、お子様が個室に引きこもってしまったというエピソードだけは無いようにしたいと思っています。

個室はコンパクトに。

LDKをスペシャルに。

弊社のお客様はこの考え方に共感してくださっている方々ばかりです。

 

 

この記事を書いたスタッフ

竹園 節子

竹園節子

専務取締役・設計

「人の役に立つ」ことが、私の喜び。 人の笑顔が好きで、出会えた人すべてが笑顔になってほしいと思っています。 大人も子供もかわいいペットも友達も、優しい優しい気持ちで あったかいあったかい時間を過ごしてほしい。 作る人も使う人も、みんな、みんな、ハッピーに