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設計士、自邸を造る⑬-冷暖房を実験する-

お客様にご提供をする標準的な邸宅の断熱性能は、

Ua値0.5程度になるよう設計をしております。

建築コストと居心地・健康の観点から、この数字を設定しています。

断熱性能数値が判明すると、必要なエアコンの容量が判明します。

 

自邸は先述の通り、付加断熱を実験していますが、

付加断熱の施工性は狭小間口敷地と相性が悪いため、

手間と時間はかかりましたが、実現できました。(なのでコストがかかりました…)

敷地と建物空き寸法は35㎝弱。

ただ、お隣さんも30㎝ほど、ゆとりがあったため、両サイドがギリギリまで建てられていた場合は、

もう少し距離をとる必要がありそうです。

 

設計上はUa値が0.35となりました。Q値が0.99。

 

冷暖房は、3階建てでの事例が少ない

24時間換気システムとハウジングエアコンの組み合わせによる全館換気冷暖房システム

「G-Air」というシステムを取り入れます。

換気と冷暖房を組み合わせており、なんと、お風呂の換気扇もこのシステムにつなげます。

 

この仕組み、他社さんが設置された邸宅も見学・体感しに行きました。

コストはかかりますが、より良い居心地を追求するには実験する価値ありと思い、

導入しました。

 

まだ、3階建てで事例が少ないようで、屋根裏のエアコンの暖気が1階まで暖めてくれるのか、

完成が楽しみです。

完成後、1年間は、泊まっていただける見学会も開催予定です。

どうぞ、体感しにいらしてください。

この記事を書いたスタッフ

竹園 節子

竹園節子

専務取締役・設計

「人の役に立つ」ことが、私の喜び。 人の笑顔が好きで、出会えた人すべてが笑顔になってほしいと思っています。 大人も子供もかわいいペットも友達も、優しい優しい気持ちで あったかいあったかい時間を過ごしてほしい。 作る人も使う人も、みんな、みんな、ハッピーに