大工のいろは~二十五~
ガーデン住宅の魅力のひとつが、造作家具。
棚やデスクを工事中に先行で造り付けちゃいます。
後で買ってきた家具をポンと置くのに比べると、空間の一体感が全然違いますね。
家具施工をふまえた設計ができるので、変な隙間とか出っ張りもない。置きたいモノ、収納したいモノに合わせた自由なサイズプランが可能。
その造作家具の施工方法で最近よく使用しているのが、ビスケット工法。
お菓子のビスケットの形をした「桟」で材と材を固定。
昔からある工法の「雇い実」の変型バージョンですね。
釘金物も兼用しますが、仕上がるとスッキリキレイ!
日本建築は何百年も前から、なぜか、釘金物を見えないように組み立てるという暗黙の了解があるなか、強く美しい創造力は常に追い求め続けて参りたい次第です!!