JBN全国会員交流会2026、東京に行ってきました(2日目)
9月2日と3日の二日間、東京・日本橋で開かれた「JBN全国会員交流会2026 in 東京」。1日目のことに続いて、2日目のことを書いておきます。
2日目は、朝から夕方まで分科会でした。
分科会は、8つ
会場はロイヤルパークホテルの3階。3部制で、合わせて8つの分科会が並びます。既存改修、木造建築、国産材、経営対策、情報調査、環境、大工育成、そして次世代の会。JBNの各委員会が1年かけて積み上げてきたものを、この日に持ち寄って発表します。

2日目の分科会タイムスケジュール
正直に言って、どれも聞きたいものばかりでした。同じ時間帯に3つ並んでいるので、選ばなければいけません。朝いちばんの第1部は、既存改修委員会の「法改正後のリフォームについて」を選びました。

第1部 分科会A「法改正後のリフォームについて」
2025年4月の法改正で、大規模な修繕や模様替えにも確認申請が必要になりました。garDENもリフォームの仕事を広げているところですから、他社さんが実際にどう対応しておられるのかは、いちばん知りたいところです。図面や検査をどうするか、申請が要らないケースをどう見極めるか。実例をもとにした、具体的な話でした。

朝いちばんから、会場はほぼ満席でした
「大工」という仕事、次の世代へ
第3部は、大工育成委員会の分科会です。私はこの委員会に入っていて、この日は司会をつとめさせていただきました。

当日の次第
テーマは「『大工』という仕事、次の世代へ」。委員長のご挨拶にはじまり、「大工さん育成ガイドブック(経営・採用編)」と「建築大工 能力評価シート」の説明、そして会場のみなさんとの意見交換、という流れです。
大工さんを社員として迎え、働き方をきちんと整えること。技能の承継に動画やDXを使うこと。採用のときに、来てくださる方がどう感じるかを考えること。育ってきたものを評価シートで見えるようにすること。どれも、掛け声だけでは一歩も進まない話ばかりです。
司会という立場は、自分がしゃべる時間はほとんどありません。そのぶん、会場をずっと見渡していました。
同じ悩みを、全国で分け合う
意見交換の時間になると、あちこちで手が挙がりました。地域も、会社の規模も、得意にしている仕事もばらばらです。それでも、出てくる悩みは驚くほど似ています。若い人が入ってこない。入ってもらっても、何をどう教えるかが人によって違う。ようやく育ったころに、離れていってしまう。
ひとつの会社だけでは、どうにもならないことがあります。ガイドブックも評価シートも、全国の工務店が自分たちの現場で困ったことを持ち寄って、少しずつ形にしてきたものです。どこかの誰かが用意してくれたものではなく、自分たちでつくったもの。だから使えるのだと思います。
garDENでも、マイスター高等学院京都校で高校生を受け入れ、大工さんを育てる取り組みを続けています。正直、手探りのことも少なくありません。それだけに、同じことを考えている会社が全国にこれだけあると分かると、ずいぶん励まされます。
こういう横のつながりは、放っておいてできるものではありません。年に一度こうして集まって、顔を合わせて、同じ悩みを分け合う。その積み重ねが、10年後の現場をつくっていくのだと思います。
来年も、参加します。

田中 健治