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新しい動画を公開しました。リフォーム総集編の話です。

先日、設計士の竹園が出演する新しい動画を公開しました。テーマはリフォームの総集編です。訪問営業で指摘されがちな屋根の話から、間取り変更、水回り、断熱、見積書と業者選びまで、視聴者の方から寄せられた疑問に竹園が一つずつ答えています。私からも、リフォームを検討されている方へ向けて、動画の要点をお伝えします。

訪問営業と屋根——写真で現状を確認する

突然のインターホンで「屋根が浮いています」と指摘された経験がある方も多いと思います。竹園がまず伝えていたのは、口頭だけの説明では納得しないこと。屋根に上がってくれる業者さんに写真を撮ってもらい、どこがどう悪くて、何をすべきなのかを素人にも分かる形で示してもらう——それが最初の確認です。屋根は20〜30年に一度のメンテナンスが必要になることが多い一方、「火災保険でタダで直せる」という話は嘘です。台風など自然災害で傷んだ場合の保険金はあり得ますが、古くなったから保険が降りる、という夢のような話はありません。

カバー工法と葺き替えについても整理されています。カバーは既存の屋根材の上に被せるので費用は抑えやすい反面、屋根の重量が増える。葺き替えは撤去して作り直すので高くなりやすいが、重量面では有利になりやすい。正解は一概には言えず、状況を見ながら判断する必要があります。京都市内では景観条例があり、屋根の色や素材にルールが敷かれている地域もあります。風致地区などでは日本瓦しか認められないエリアもあるので、我が家がどのルールに該当するかは、依頼先にきちんと確認してほしい、とのことでした。

夏の暑さを屋根材の色で解決しようとする発想についても、竹園は「屋根材自体は関係ない」と明快でした。大事なのはその下に施す断熱材がどこまでしっかりしているか。信頼できる業者の見分け方としては、得意な工法だけに話を寄せず、複数の選択肢と費用感を示してくれるかどうか。緊急の応急処置から本格的な葺き替えまで、幅を持って説明してくれる会社の方が納得度は高い、という話です。

間取り変更——既存の間取りに引っ張られない

細切れの部屋を一つの大きなLDKにしたい、という相談も多いテーマです。竹園が心がけているのは、今の間取りに引っ張られすぎないこと。変えにくいものの代表が階段で、改正以降の間取り変更では階段の位置をベースに考えることが多くなります。耐力壁を素人が見抜くのは非常に難しい、とのこと。京都のいわゆる鰻の寝床では、長手方向の壁より短手方向の壁・柱を残す前提でイメージするとよい、というコツが語られていました。

壁を取り払っても耐震性を保つ手法の一つとして、2階に広いLDKを置き、1階に個室や水回りをまとめる考え方も紹介されています。暗い1階を明るくするなら、中庭的な外部空間や、構造の前提を踏まえた吹き抜けで2階の光を落とす——garDENでもよく行う手法です。大空間にするなら、間取り変更とセットで断熱リフォームを新築並みに施せる工務店へ、という点も繰り返し強調されていました。

水回りと費用の感覚

キッチン・お風呂・洗面・トイレの4点セットは、一般的な仕様で工事費込みおよそ150万円から200万円が目安、との説明です。色や柄を少し高級なシリーズに変えるだけで、数十万円単位で上がることも本当にある。昔のタイル風呂を開けたら中が腐っていた——木造では当たり前に近い現象で、柱や土台は差し替えできる、という安心材料も語られていました。キッチンをアイランドや対面に変えると給排水の立ち上げからやり直しになり、費用が跳ね上がりやすい点も押さえておきたいところです。

給湯器のように生活に直結し、代替が効きにくい設備は、完全に壊れてからでは困る。10年を超えたら冬が来る前に交換を検討する、という現実的な助言でした。外部足場を組むタイミングでは、外壁とあわせて屋根も見ておくと無駄が少ない。予算が限られるときは、何に一番困っているかで優先順位を決め、普及価格帯の商品で掛け率のよいものを選ぶ、という整理です。

断熱リフォーム——家全体を包む考え方

断熱リフォームでいちばん後悔しやすいのは、「やったつもりなのに、まだ暑い・寒い」という結果だと竹園は話していました。断熱は床・外壁・屋根(天井)をぐるっと包むのが基本。外壁だけやって足元が寒い、という失敗は床の断熱を考えていなかった典型です。窓だけのリフォームも、古いシングルガラスであれば体感への効果は大きく、内窓などは壁・床に比べて費用を抑えやすい。アルミサッシから樹脂まわりへの変更では、体感で4〜5度くらい変わる感覚もある、との主観も共有されていました。

築30年の無断熱の家でも、京町家のような築年数が長い建物でも、新築並みの暖かさは実現できる——断言できる、という強いメッセージです。一方で「高気密にしたから壁内結露で腐る」ではなく、断熱材の施工方法を間違えた結果として腐るケースがある。断熱材の種類より、正しい施工ができるかどうかが失敗を分ける、というのが動画後半の核心でした。補助金は毎年内容が変わるので、国交省・京都市・京都府など、その時々の制度を調べたうえで使うのがよい、とのことです。

見積書と業者選び

見積書は建築用語が細かく並び、数量や単位も読みにくい。竹園は、用語の意味を自分で理解してから判断することの大切さを繰り返し伝えていました。手抜きを見抜くポイントとしては、明細・数量・分かりやすい言葉で書かれているか、そして説明が丁寧かどうか。あやふやな説明しかない会社は避け、省いてはいけない工事や、少し安くできる余地まで正直に話してくれる会社を選ぶ——私自身も、その納得度の高さが依頼先選びの鍵だと思っています。

屋根・間取り・水回り・断熱・見積もり。リフォームで損をしないための論点が一通り詰まった総集編です。気になるテーマからで構いませんので、ぜひ一度ご覧ください。

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この記事を書いたスタッフ

田中 健治

田中健治

代表取締役

「たのしく生きる」ことが人生理念です。 「たのしく生きる」為には「笑顔と感謝があふれる社会」が必要だなとの想いで、いっぱいです。 家というモノではなく、豊かなくらしを追い求めて家づくりを考えています。 豊かなくらしを追い求めた家。私たちがつくる家です。