新しい動画を公開しました。garDENのモデルハウス2階のルームツアーです。
新しい動画を公開しました。前回に続いて、garDENのモデルハウスのルームツアーです。今回は2階部分のご紹介で、23畳のLDKと、このモデルハウスでいちばんの見どころである水回りを、設計士の竹園が案内しています。私からも、見どころをいくつかお伝えします。
階段から始まる、統一感のあるデザイン
2階へ上がる階段の手すりは、白く塗ったスチールのブラケットで支えています。こうした細かな部材まで、家全体のインテリアと調和するようにデザインしています。階段の途中の照明は、凹凸のあるガラスを通して光が太陽のように広がる器具です。特別に高価なものではありませんが、とても華やかな雰囲気になります。
23畳のLDKと、最初に決めたソファー
階段を上がりきると、すぐにメインのLDKが広がります。広さは23畳。大きなソファーの向こうにダイニングキッチンがあります。実はこのソファー、設計のごく初めの段階で、私が「これを入れたい」と言って決めたものです。ソファーから決める家づくりがあってもいい。やりたいことがあれば、それが実現できるように設計していく、というのがgarDENの考え方です。
家具は大阪の家具屋さん、TRUCKさんのものです。長く手入れをしながら使える手づくりの家具で、ソファーは制作に半年ほどかかることもあるそうです。向かいには60インチほどの壁掛けテレビを設け、スピーカーも組み込んでいます。最近はテレビを置かず、タブレットやプロジェクターで映像を楽しむ方も増えているので、家づくりの打ち合わせでも「テレビを設置しますか」とお聞きするようになりました。
このモデルハウスは、今年は月に1度の見学会を開いているほか、お客様に宿泊でお使いいただいたり、会社のイベントに使ったりしています。
モールテックスでつくったキッチンとダイニングテーブル
作り付けのキッチンとダイニングテーブルは、コンクリートのように見えるモールテックスという建築素材で仕上げています。下地が発泡スチロールのようなものでも、表面に塗れば硬化して防水にもなるという面白い素材です。6年経った今も、ひび割れひとつありません。防水性や耐熱性に優れ、キッチンや洗面台にも向いていますが、そのぶん価格はかなり高く、覚悟して選んでいただく素材です。
収納扉は1階の玄関収納と同じデザインでそろえ、通気のあるつくりにしています。食洗機はAEGのものを入れました。天板の要所には蓋付きの穴があり、下のコンセントから電源を取って家電を置けるようにしています。ダイニングテーブルもキッチンと同じ素材でつくっているので統一感がありますが、固定式になるので、作り付けにするかどうかはご家族でよく相談していただければと思います。床のタイルはデザイナーさんの指定による、なかなか日本では選ばれにくい華やかな柄です。5、6年経って、すっかり馴染んできました。
まるで露天風呂。外へ出られるお風呂
このモデルハウスでいちばんの見どころが水回りです。洗面所の奥に浴室があり、そこから外の景色が大きく広がります。家の中にいながら露天風呂のような開放感で、しかも浴室から外へそのまま出られるようになっています。コロナ禍の頃、自分たちの敷地の中で楽しめる空間をつくろうと考えたもので、「お風呂に入ったまま外に出たい」という私のわがままを、みんなが面白がって形にしてくれました。
ここには職人さん方の技術がたくさん詰まっています。ガラス戸はオリジナルで、建具屋さんとガラス屋さんにつくっていただきました。扉がとても重いので、扉自体に車輪をつけ、それが滑るように鉄工所さんにR形のレールをつくっていただき、外壁の外には大工さんに木を取り付けていただいています。木枠もすべて寸法を図面に描いてつくったオリジナルです。
浴室はハーフユニットバスです。下の部分は既製品のユニットで、その上は自由に仕上げられるので、水漏れの心配が少なく安心です。タイル貼りのお風呂をつくることもできますが、5年、10年、20年と経つうちにひび割れから下の階へ水が漏れないとも限りません。家を守る工務店として、こうしたユニット製品はとても安心できます。お風呂自体は一般的な1坪サイズで、旅館のような雰囲気がお好みなら、ヒノキを貼るといったこともできます。
洗面所と2階のトイレ
洗面所の扉や収納も、玄関収納と同じデザインでそろえています。床はキッチンとはまた違う幾何学模様のタイル、引き戸は風が通りつつ目隠しにもなるルーバーの引き戸です。洗面台の天板は、モデルハウスなので思い切って本物の木にしていますが、日常的に使うご自宅では黒ずみが出やすいので、水を弾く素材の木目プリントの板もおすすめしています。鏡は1枚鏡を貼り、まわりに大工さんに木の縁をつけてもらいました。最近はおしゃれな鏡がインターネットで手頃に買えるので、建築コストをかけすぎる前に、まずそちらをチェックしてみるのもいいと思います。
2階のトイレは、車椅子でも使えるように1坪サイズにしています。手すりと手洗いも設け、余った空間には私の好みで小便器もつけました。便器は2階のほうが少しいいものを置いています。
パントリーと屋根裏の空調設備
テレビの裏側には、納戸のようなパントリーがあります。壁から壁まで約1.2m、奥行きは75cmに棚板を加えたくらいです。このモデルハウスのある地域は近くにコンビニやスーパーが少なく、まとめ買いの生活になりがちです。そうした地域なら、多めのパントリーがあると暮らしやすくなります。歩いて2、3分のところにお店がある街中なら、ここまで広くなくてもいいと思います。
最後は屋根裏です。天井からはしごを下ろして上がると、2階の平らな天井の上がすべて屋根裏収納になっています。ここにはダイキンさんの天井埋め込み型エアコンと、熱交換型の換気設備を置いています。外の新鮮な空気を熱交換して取り入れ、エアコンを通して季節に応じて冷暖房し、太いダクトで各部屋へ送る仕組みです。竹園が自宅に入れて試し、良い設備だと感じたものを、モデルハウスにも取り入れました。
費用は家の大きさにもよりますが、250万円ほどかかることがあります。とても快適で室外機も1台で済む一方、重要な設備が1台しかないと、調子が悪くなった時に大変です。竹園の自宅でも、夏に冷房の調整ができなくなり、室内が29℃ほどのまま2、3日過ごしたことがあったそうです。機械は壊れるものという前提で考えると、ワンフロアに1台ずつ壁掛けエアコンがあるほうが安心ではないか、というのが今の私たちの考えです。
いつもとは少し雰囲気の違う、garDENのモデルハウスの2階のご紹介でした。2026年の間は月に1度、見学会を開いています。開放感のある水回りやLDKの空気感を、ぜひ動画で、そして実際に見に来ていただければうれしいです。
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田中 健治