新しい動画を公開しました。老後に後悔しないお風呂の選び方の話です。
本日、設計士の竹園が出演する新しい動画を公開しました。テーマは、老後に後悔しないお風呂の選び方です。限られたスペースの狭小住宅で、浴室の広さや手すり、寒さ対策、浴槽、ドア、窓、設備をどう考えるか。いただいた質問に竹園が答えています。私からも、動画の要点をお伝えします。
まず考えたいのは断熱です
老後まで考えたお風呂選びで、竹園が真っ先に挙げたのは断熱でした。寒くないように、温めやすく作ることが一番だそうです。家の中の事故は12月と1月に多く、その大きな要因がヒートショック。寒くないお風呂は、命を守ってくれるお風呂でもあります。
お風呂まわりの断熱工事ができるなら、ぜひしておきたいところです。予算の都合で難しい場合でも、浴室と脱衣室をしっかり暖房できるようにしておく。ヒートショックを避けることを、何より大切にしてほしいと話していました。
狭小住宅でも、好きならお風呂は広く
限られたスペースで浴室を広くしてもいいのか、という質問には「いいんじゃないですか」と竹園。音楽を流したり映像を楽しんだりと、お風呂の時間が一番好きという方もいます。狭小住宅だからと好きなことを我慢するのは、あまりおすすめしないそうです。
浴槽も同じで、湯船に浸かるのが好きな方はこだわって選べばいい。反対に、ほとんどシャワーで済ませているという方なら、思い切ってシャワーユニットにする選択肢もあります。小さなものならトイレの半分ほどの大きさで、その分LDKを広くできます。
手すりは最初からつけておく
手すりは最初からつけておいた方がいい、というのが竹園の答えです。年齢を重ねると、浴槽から立ち上がるのが大変になります。力を入れられる手すりがあることはとても大事で、介助する方にとっても負担を減らしてくれます。浴槽の横の手すりはおすすめだそうです。
床や設備は、掃除のしやすさで選ぶ
竹園自身は、設備はシンプルな標準品でいいというタイプ。それでも暮らしてみて思うのは、掃除のしやすさがとても大事だということでした。床が立ち上がり、その上に壁が乗る納まりのユニットバスは、床と壁のつなぎ目に汚れがたまりにくく掃除がしやすい、という話も紹介しています。
棚やカウンター、鏡も、最近は外す方がとても増えているそうです。お掃除しやすいように、マグネットでつく棚や鏡を使う。オプションを足さない引き算の考え方をされる方が多くなっています。
ドアは引き戸、窓はメリットとデメリットを比べて
浴室のドアは、竹園は引き戸がおすすめ。開けっぱなしにして換気しやすく、万が一中で倒れた方がいても救出しやすいからです。ただ、引き戸は脱衣室側に引き込むので、その壁が使いにくくなります。家の構造によっては引き戸にできず、開き戸になる場合もあります。
浴室の窓は、明るく気持ちがいい一方で、窓枠に水がたまってお掃除が必要になり、大きな窓なら防犯も気になります。格子や合わせガラス、外の砂利敷きなど、対策を考える方もいます。メリットとデメリットを天秤にかけて選んでほしい、とのことでした。
テレビやジェットバスは、それぞれの価値観で
浴室テレビは、20年、30年前の家づくりではちょっとしたステータスでした。今はスマートフォンやタブレットを防水ケースに入れて持ち込み、お風呂で動画や音楽を楽しめます。設備は壊れることもあるので、竹園はシンプルが一番だと考えています。それでも、ついていれば楽しめるのも確かで、それぞれの価値観で選べばいいと話していました。
暮らしから逆算して、お風呂の階と設備を決める
最後の質問は、これから家を建てる方が何を基準に選べばいいか。竹園はまず、お風呂をどの階に置くかを挙げました。街中のコンパクトな家では、お風呂を2階や3階に置くこともあります。ただ、老後に身体が思うように動かなくなったときのことを考えると、1階に水回りがあると便利です。ホームエレベーターでどの階もバリアフリーにできるなら、どの階でもかまいません。
そのうえで、しっかり断熱性能を高めること。老後のためにこの設備を、という話ではなく、暮らしから逆算して、どの階に、最低限どんな設備があればいいか。その視点で選んでほしい、というのが動画の締めくくりでした。
これからお風呂を考える方には、ヒントの多い内容だと思います。ぜひ一度ご覧ください。
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田中 健治