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黒田

緊急事態宣言が解除になり、久しぶりのドライブ。

田舎育ちの私はビルが立ち並ぶ場所より、自然に囲まれている場所の方が落ち着きます。

目的地は左京区広河原。

京北周りで、山道を走行していると、木造の大きな建物が目に入りました。

【黒田トレーニングホール】

ご存知の方が多いかと思いますが、左京区京北の最東部、黒田地区にある建物です。

道を挟んだ向かいに旧黒田小学校があります。

デザイン的にもつい写真を撮りたくなる建物です。

貼られた板もシルバーグレー色になりいい感じです。

建物の歴史を感じます。

 

黒田地区の9割は山林が占め、昔から林業の村でした。

京北の山国、京北、左京区の花背、広河原は室町時代から江戸時代にかけて

皇室の領地に指定され、都への用材の供給地でした。

木材の搬出はいかだ流しが支流で、上桂川から輸送しました。

農地の少ない黒田では、男性はいかだ流しや製炭を含む山林労働により生活を支え、

農作業の主な働き手は女性でした。

女性も炭俵二俵を背負い鞍馬や貴船などの問屋にそれを運んだといわれます。

 

さて、二俵とは何キロでしょうか?

品目で変わりますが、木炭は一俵30キロとされています。

勾配のきつい山道を女性が60キロを背負い、運ぶ事を考えると、

過酷な仕事だったと思います。

 

林業も外材が輸入され衰退しつつあります。

外国の木材は、日本の風土に合わず、割れや反りなどの狂いが起こりやすくなると言われています。

日本の風土に慣れ親しみながら育った木は安定し、長持ちします。

バイオリン、ピアノ、ギターなどの木製楽器も外国へ持ち出すと音色が変わってしまうといいます。

 

田舎暮らしに憧れはありますが、仕事があって暮らしが成り立つので、

もっと日本の林業が盛んになってほしいところです。

この記事を書いたスタッフ

森山 秀貴

森山秀貴

工事部・現場監督