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幕末の若者たちは、熱かった

いま、大河ドラマの「西郷どん」を見ています。休みの日や夜、少しずつ。すっかり生活の一部になってしまいました。

渋沢栄一から始まって、いまは西郷隆盛

きっかけは「青天を衝け」でした。渋沢栄一の一代記です。面白くて一気に見てしまい、そのまま「どうする家康」へ。徳川家康がどうやってあの時代を収めていったのかを見て、次は幕末に戻って「龍馬伝」。坂本龍馬です。そしていま、「西郷どん」を見ています。

放送された順番でもなければ、時代の順番でもありません。見たいものを見たい順に、という気ままな見方です。それでも不思議なもので、こうして続けて見ていくと、頭のなかで時代がつながってきます。同じ幕末という時間を、薩摩から見るのと、土佐から見るのと、江戸の商人の側から見るのとでは、まるで見え方が違う。ひとつの出来事が、立っている場所によってこんなに違って見えるのかと驚かされます。

「日本のために」という言葉のまっすぐさ

どの作品を見ていても、心に響いてくるのは同じ言葉です。日本のために。

いまこの言葉を、照れずにまっすぐ口にするのは、なかなか難しいことだと思います。けれど幕末を生きた人たちは、本気でそれを言い、本気でそのために動いていました。しかも彼らの多くは、驚くほど若い。二十代、三十代です。先がどうなるかまったく見えない時代に、自分の頭で考えて、命を懸けて動いていた。

立場も、考え方も、人によってばらばらでした。斬り合いもした。それでも根っこのところで、この国をなんとかしたいという一点は共通していたように思います。その熱がドラマから伝わってくると、こちらの背筋も少し伸びるような気がするのです。

私たちの仕事も、根っこは同じところに

工務店の仕事は、国を動かすようなものではありません。私たちがやっているのは、目の前のご家族の暮らしを、少しでも良いものにするということです。京都の街に、一軒ずつ、長く使ってもらえる家を残していく。家を残し、この地域を守っていきたい。そういう想いで仕事をしています。

だからこそ、誰のためにこの仕事をしているのかということは、いつも自分に問い続けていたいと思っています。以前「世のため人のため」という記事を書きました。私が祖母から言われて育った言葉です。幕末の人たちが掲げた志と、規模はまったく違いますが、向いている方向は案外近いところにあるのかもしれません。

会社を続けていると、目の前の数字や段取りに追われて、何のためにやっているのかを見失いそうになる日もあります。そういうときに、こういうドラマを見るのはいいものだなと思います。

garDENには「Happyをつくろう」という経営理念があります。家づくりを通じて、たくさんのHappyをつくろう。みんなのHappyを自らのHappyとし、努力と挑戦をし続けよう。お客様のHappy、地域のみなさまのHappy、つくり手・スタッフのHappy、そして世の中のHappy。この四つを掲げています。

幕末の志と並べると、ずいぶん柔らかい言葉に見えるかもしれません。けれど、自分たちのためだけに仕事をするのではない、というところでは同じことを言っているつもりです。日々の判断に迷ったとき、私はいつもここに戻ってきます。地域の人の役に立ち、会社がないと困ると言っていただけるように、頑張って参ります。

若い人にこそ、見てほしい

もし機会があれば、日本の若い人たちにこそ見てほしいと思っています。

いまの時代は先が見えない、と言われます。けれど幕末だって、この先どうなるのかまるで見えない時代でした。しかも、理不尽なことが平気でまかり通る時代です。意見が違うというだけで命を狙われる。事が済んだあとに責めを負わされて、切腹させられる。いまの感覚からすれば、とても正気の沙汰とは思えません。

それでも彼らは、自分はこう思うということを持って動きました。命を落とすかもしれないと分かったうえで、志を貫いた人たちがいた。うまくいかなかった人も、志半ばで倒れた人もたくさんいます。それでもその熱が、次の時代をつくっていきました。

何かを教えてくれるというよりは、見ていると自然に、自分は何のために働いているのかを考えたくなる。そういう力があると思います。まだ「西郷どん」の途中ですので、この続きを楽しみにしているところです。

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この記事を書いたスタッフ

田中 健治

田中健治

代表取締役

「たのしく生きる」ことが人生理念です。 「たのしく生きる」為には「笑顔と感謝があふれる社会」が必要だなとの想いで、いっぱいです。 家というモノではなく、豊かなくらしを追い求めて家づくりを考えています。 豊かなくらしを追い求めた家。私たちがつくる家です。